公開日:2023年11月15日
iChidori-Guide 使ってみた ③

アプリで試してみよう


アプリ画面例
アプリ画面例

はじめに

今回は、前回の記事「ジオフェンスを作ってみよう」で作成したジオフェンスデータを読み込み、アプリ「iChidori-Guide」とiChidori デバイスを連携させてアプリの実際の動きをご紹介します。
前回記事:iChidori-Guide 使ってみた ② | ジオフェンスデータを作ってみよう

それでは早速、行っていきましょう。

ジオフェンスデータの読み込み

PC上で作成したファイルを携帯端末(今回は iPhone)に転送します。
今回は Mac からの転送を AirDrop を使いました。

※データ転送ができるのであれば、方法は問いません。

転送画面

取り込んだデータは iOS の「ファイル」の「ブラウズ」で所在がわかるような場所に保存しましょう。
ここでは、フォルダ「geojson」を新たに作成し、その中に保存しています。

フォルダ作成

デバイスの準備

<デバイスの起動>

携帯端末にファイルが転送できたら、デバイスを起動します。
今回使用したのは弊社開発のデバイス「iChidori-Stork(イチドリ・ストーク)」です。

点

デバイスのご紹介はこちらをご覧ください。
デバイス起動は 「ON/OFFボタン」で電源をポチッと入れるだけです。

これでデバイスの準備は完了です。

アプリの操作

iOS のホーム画面のアプリアイコンをタップし、アプリを起動します。

アプリホーム画面

画面に表示されている「Device」ボタンをタップ。

デバイスボタン
<基準局の設定>

「基準局」アイコンをタップ。

基準局アイコン

「基準局」アイコンをタップすると、

  • Host
  • Port
  • Mountpoint
  • User/ID
  • Password

を入力することで設定できます。
必要に応じて入力します。

  • 「初期値」ボタン

今回は、タップすると弊社のデフォルト設定(画像と同様)になります。
そのままの状態で「設定」ボタンのタップして、設定完了です。

基準局の設定
<デバイスの設定>

その後、表示されている「iChidoriデバイス」アイコンをタップすると、

デバイスアイコン
  • 「Connect / Disconnect」ボタン
  • 「Notify」スイッチ
  • 「RTCM」スイッチ
  • 位置情報取得頻度切替ボタン

が表示されます。

デバイスの設定

「Connect / Disconnect」ボタンをタップ。
自動的に「Notify」スイッチ、「RTCM」スイッチがオンになります。

また、位置情報取得頻度切替ボタンで1秒間に何回位置情報を取得するかを設定します。

  • 1Hz (1秒間に1回の位置情報取得)
  • 5Hz (1秒間に5回の位置情報取得)

※今回は「1Hz」に設定しています。
各設定確認後、ダイアログボックス外をタップすると設定完了です。

設定完了後、画面左上の「戻る」をタップして前の画面に戻ります。

<ファイルの読み込み>

デバイスの設定ができたら、ジオフェンスのデータをアプリに読み込ませます。

「File」ボタンをタップ。

ファイル選択ボタン

先ほど転送したファイルを選択します。

ファイル選択

ファイルが選ばれると前の画面に戻り、「File」ボタンの下に読み込まれたファイル名が表示されます。

ファイルボタン下ファイル名表示
<マップの表示>

「Map」ボタンをタップ

「Map」ボタン

ジオフェンスデータがマップに表示されます。
位置情報が受信できていれば、デバイスの位置(ピンアイコン)が表示されます。

テキスト

画面の見方

表示されているアイコン情報など詳しくはこちら

行動と通知

マップが表示され、デバイスの位置も表示されたので、実際にジオフェンスに向かって歩いてみます。
実際の動きは下の動画をご覧ください。

ジオフェンスの範囲内に入ると、アラートバナーが表示されます。
範囲に入っている間はアラートバナーは表示され続けます。
※アラート時に携帯電話が振動する機能も実装されています。

範囲を出るとアラートバナーの表示は消えます。

線を通過することでもアラートバナーが表示されます。

おわりに

今回は、デバイスの設定から実際の動きまでご紹介しました。
ジオフェンスとデバイスでリアルタイム通知を活用できると、さまざまな用途にも使えそうですね。

このアプリには、通知機能の他にもにも「タグの設定」や「タグファイルの出力」などの機能もあります。
そちらはまたの機会にご紹介いたします。

どうぞ、ご期待ください。

製品紹介

当社が開発した、GNSS(全球測位衛星システム)を利用したIoT対応センチメートル級位置情報サービス「iChidori®」です。デバイスやアプリの詳しい紹介はこちらよりご覧ください。

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